今年も桜の季節になりましたね。 一般的な染井吉野(ソメイヨシノ)より早く咲く大寒桜 (オオカンザクラ)が風に揺れる様子です。
写真と動画はcocolo supplie ココロさぷりのオリジナルですが、音楽は伝統曲『さくらさくら』をアレンジ(by音楽研究所さん)したものを使用させていただきました。
この品種は大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カンヒザクラ)との交雑種で、一重咲きで色は淡紅色。 埼玉県川口市安行の田中一郎邸にあったカンザクラの一種で、「安行寒桜(アンギョウカンザクラ)」「安行寒緋(アンギョウカンピ)」とも呼ばれるそうです。
学名はPrunus lannesiana cv. angyokanpi、Prunus(属名)は古代ラテン語でスモモ+lannesiana(種名)は命名者である園芸家のLannes氏を表しています。 cv.はcultivarの略で園芸品種・栽培品種のことだそうです。 「Lannesさんが名づけたスモモをもとに改良したけど、まだ正式名は無いよ(だから仮にアンギョウカンピとしておく)」ってことのようです。
花自体赤味を帯びているのが特徴のひとつですが、カメラの特性により、さらに赤く見えています。 「桜色」という色名がぴったりですね。 先ほど薄紅色という表現を使いましたが、どちらも平たくいえば“ピンク”。 女性に人気の色ですね。 さてこのピンク、体や心にどんな影響があるのでしょうか。
心理効果としては、 ・幸せな気持ち、優しい気持ちになる ・心も体も若くなる ・愛らしく見える ・安らぎに満ち足りた気分になる ・愛情を求めるようになる ・緊張をやわらげる などが挙げられます。
肉体効果には、 ・女性ホルモンの分泌を助ける ・血行をよくする ・肌の潤いを保つ ・脳に刺激を与える ・交感神経を刺激して脳に血液を送る ・疲労を和らげる ・痛みを軽減させる ・老化予防・アンチエイジング だそうです。
女性に好まれるのも納得ですね。 女性的なイメージが先行してしまいますが、効果は男性にも有効ですよ。 ファッションやインテリアなどに大胆に取り入れるのが難しいと思う場合は、アクセントカラーとして取り入れればいいと思います。
色彩心理学的にはピンクはマイナスの面が少ないというのが特徴で、平和主義や幸せを象徴する色で、基本的に幸福感を与えるように作用しているそうです。 また、癒しの色、恋愛の色と扱われることも多く、争いごとを回避させてくれる効果もあるようで、アメリカでは刑務所ではピンクを用いることで再犯率が低下した例も報告されています。
すごいですね、ピンク。